タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツらのまさきのネタバレレビュー・内容・結末

面白かった。

パニックコメディみたいな変化球でタッカーとデイルが最後まで善人て誠実であろうとするのが良かったし、大学生達のほとんどは気の毒ではなく自業自得なのが良かった。最初に木に刺さった彼だけ気の毒だった気がする。あと警官もかな。

終盤にタッカーとデイルの友情エピソードで、子供の頃に勝負でわざと負けてやったってのは嘘でお前は本当は凄いヤツなんだってタッカーがデイルを励ますエピソードも良かった。2人が終始仲の良い大親友なのも良い。あちこちに2人が互いに気遣う描写もあって思いやりのある人間なのが描かれてるのも良い。

人を見た目で勝手に差別してありもしない問題を自ら生み出して身を滅ぼすという教訓もあって、普通のホラーよりも観ていてタメになる話だった。

最後にヒロインと冴えない男が結ばれるのは普通ならそれはないよと言いたくなるけど、この話はデイルの優しさや勇敢さ真面目さ実は凄い記憶力があって優れていること何度も命を救っていること、納得のいく結末になる要素が散りばめられていた。意外と計算し尽くされた物語だったと思う。