アギゴン

ロスバンドのアギゴンのレビュー・感想・評価

ロスバンド(2018年製作の映画)
4.3
(あらすじ・備忘録)


ロック大好き少年のグリム(ターゲ・ホグネス)と、親友のアクセル(ヤコブ・ディールード)は、ロック大会に出場すべく日々練習を重ねていた。グリムはドラム担当で、アクセルはギター兼ボーカル。しかし、アクセルは致命的音痴音💦その事を本人は自覚がなく、脳天気に歌いまくる…それはグリムの悩みの種だったが言い出せずにいた。新メンバーを入れるために、ベーシストのオーディションをするとやって来たのは、9歳のチェロ奏者ティルダ(ティリル・マリエ・ホイスタ・バルゲル)だった。彼女の演奏に魅了された、グリムとアクセル。ティルダを仲間に加え、バンド「ロスバンド」を結成する。そして近所に住む修理工会社の息子のマッティン(ヨナス・ホッフ・オフテブロ)に車でロック大会が開催される場所までドライバーをして貰えるよう頼み込む。マッティンは父親との仕事を蹴って、4人はノルウェー北部の開催地トロムソを目指す。
往く先々で巻き起こるトラブル。無事に会場へ行き着けるだろうか…。

この作品は、それぞれ心に悩みを抱えた4人が、ひとつの目的に向かって走り出す青春音楽ロードムービーでした。
10代(女の子は9歳だけど😅)って半分子供で半分大人。家族の事、将来のことなどで悩みを沢山抱えていた時ですよね。
彼らが奏でた音楽にはそれぞれの思いが詰まっていて、それが音として弾け飛んでいて、彼らの心そのもの。大会でのシーンはとても感動的で、思わず涙。この部分はネタバレになるので歌った人は内緒( ̄b ̄)シーッ!
道中様々な事が起きるんですけど、ところどころ、ノルウェー的ジョークなのでしょうか、コメディー感もあって楽しめました(いや😅実際はジョークがよくわからなかったけど😅)
久しぶりに清々しい青春映画を見たような気がします。

音楽とロードムービーはやっぱり面白い。
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