アギゴン

正欲のアギゴンのレビュー・感想・評価

正欲(2023年製作の映画)
3.5
私が普段なんら感じることがない
「感覚の世界」がこの作品に描かれていた。

「水」に対してあんな風に興奮を覚えたことは無いけど、その興奮を共感出来る人を見つけることができた時の喜びは何となく理解出来る。多分自分でも、その趣向は「異様」な事だと思っていて、人に簡単に言えず、「一般的に普通」を装って孤独の中で生活していたと思うから。
劇中で、「地球に留学してるみたいな感覚なんだよね」と桐生夏月が言う言葉に「そうか〜」となった。
一般的に普通と言われる社会の中では、自分の感情、感覚がズレていると感じながら、生きている人達の「違和感」をこのセリフが上手く表現していたと思った。

しかしながら、恋愛感情を素直に「表現」出来ない部分が、私にはムムム( -᷄ω-᷅ )「なにやってんの?」と苦笑ってしまった🥹
桐生さんが「SEXを試したい」とか言って、服着たまま雰囲気だけの擬似行為のシーン💦
どんな感情?特に佐々木君……
「あなた、水だけなの?💦」って思ってしまったヾ(=д= ;)
そこからは、私の狭い心の範疇には収まらない展開に…
人の感情とはほんとに測りしえないものだと、改めて感じさせられた作品だった。
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