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階段の先には踊り場があるのShokoのレビュー・感想・評価

階段の先には踊り場がある(2022年製作の映画)
3.3
〖階段の先には踊り場がある〗(映画/日本/2022)



『芸大の舞踊科に通い、ダンサーを目指すゆっこは、同じ大学の演劇科に通う元カレの先輩と別れた後も互いを「いいパートナー」と認め合い、同棲を続けている。そんな彼女は最近、夢をかけた留学のことや、先輩と急接近する友人・多部ちゃんの存在が気になっている。一方、平穏な毎日を送る社会人の滝は長年交際している港から結婚を意識させられていた。将来が見えずに、結婚に踏み出せずにいた滝は、大学生の時に味わったある挫折を今も引きずっていた』

日々ストーリーを平井亜門くんで満たしてお世話になっております。
昨日一昨日と帰ってくるのが遅くて全然映画観る時間なくてやっと今日はU-NEXTのポイントも使わなきゃだしと思って観た。
平井亜門くんが元カレの先輩役ね。

こないだの映画もだけど、私は本当にこういうタイプの邦画(なんていうカテゴリなんだ?)を観る才能がない。映画であんまり観ないジャンルって見方わかんなくならない?どういうところに注目するとか何を楽しむかとか…そういう神経が未発達。
なんか会話があまりにもリアルすぎて、スタバとかで「隣のカップルウザ」って思ってる時と同じ感情になった。
よく見たら『超等身大恋愛会話群像劇』って書いてあった。本当にそれ。
このなんも生まれない雑談もいちいち揚げ足取る小競り合いもあまりにもわかりすぎて、当の本人たちは気にもしてないと思うけど側からみたらこんなかんじなんだーって思った。もう人前で人間と会話するのやめます。
また最近の子はって言っちゃうけど、最近の子はみんなこんなになんも考えてなくて性欲がなくてほんとうに不安。
あとこれ微妙に現代パートと過去パートが混ざっててそれがあまりにもスッ…と変わるから気抜いてるとなんもわからなくなるやつ。
終盤で色々繋がってこれぜーんぶ過去の話なんか!ってなるのはちょっと面白かったかも。
序盤のお芝居仕立ての馴れ初めとかも面白かったけど、なんかいろんなことがあって忘れてた。要素が多い。
あとやたらと長回し。とにかく長回し。長回しされてる平井亜門くんのことを想像すると緊張したんかなとか考えて微笑ましくなるが、普通にこれは舞台とかでやればよかったのでは…と思った。
そうね、そんな平井亜門くんがほんとなんも考えてなさげなどうしようもないクズで屁理屈で底なしに優しいように見えて多分全然波風立てたくないタイプでどうにもならないんだけど、途中にたばこ吸うシーンが出てきて(しかも紙たばこ、ありがとう!)めちゃくちゃ良…と思ってたら女の子がたばこちょうだいって来てちょっと話すんだけど、たまにたばこすうっていう女の子に平井亜門くんがどういう時に吸うの?って聞いたら女の子が「好きな人が吸ってる時とか」って言って、そのセリフもかなりよかったんだけど、その後「まじで?」ってちょっと笑ってからバッてキスするのが本当に本当に良くて2回観て、これ書き終わったらあと2回観るし配信72時間あるから複数回観る。とにかくそこが見どころ。
1:04:43あたりです。
あと思ったのは平井亜門くん、おでこ出してるのが好きかも。
今回も文字を書くシーンがあり、左手で書いてたので左利きなんだねーと思った。左利きとオッドアイに弱い。オッドアイはともかく左利きは結構いるよ。
きっとしばらくこんなかんじの映画を観る日々が続くことになりそうなので慣れた方がいいんだろうけど、毎回登場人物にうっすらむかついてまで観た方がいいのかはわかんない。

(57/おうち映画39)
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