りな

サバカン SABAKANのりなのレビュー・感想・評価

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)
4.3
話は正直ありきたりというか、何か特別なわけではないんです。でも、それも含めてとても好きな作品でした。最後の方は皆さん同様、私も号泣してしまいました。
最近、他の映画で子役の方が主演の作品を観たのですが、正直演技が気になってしまってあまり作品に集中出来ませんでした。そしてまた子役の方が主演のこの作品。少し不安もあったのですが、その不安も全く必要なかったようです。
私は平成生まれなので、この作品の時代には生まれていなかったし、知らない世界なのですが、なぜか懐かしく感じました。やはり、時代や場所が違えど、人はそれぞれ子供時代があり、馬鹿みたいなことを考え、今思えば大した事ないようなこともその頃の自分にとっては大冒険だったりする。私は生まれも育ちも都会なのでこの作品のような子供時代は過ごせなかった。だからかとても羨ましいと思ったし、同時に温かい気持ちになりました。
夏が終わる前に観に行ったのですが、この映画は断然夏に観るべきですね。行けてよかったです。

脇を固める役者さん方。本当に最高です!みかんでやられました。また、最後の最後までほっこりさせてくれる。とても温かい映画でした。
りな

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