蟬丸

すずめの戸締まりの蟬丸のネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

良いジュブナイルロードムービー。

メモ
・言うまでもなくロードムービーには場所としてのスタートとゴール、あとは目的が大事。
・天気の子は世界/あなたの2択。世界を救おうとする→あなた/世界の2択で世界を選ぶ→世界を救ってあなたもみたいな感じか。結局あなたを救いたい。
・ロードムービーはジュブナイルの成長と相性が良い。日本縦断を経て成長した鈴芽が、それまでのように拠り所としての母を追い求めるのではなく、幼い自分に「大丈夫」と言って自分(のトラウマ)を癒すことができた。いまの自分が椅子を手放すことが大事。そう考えると椅子ってつなぎなのか。
・天気の子といい、若者に大丈夫って言うのが好きだな。僕も好きだが。若者へのサービス精神が旺盛。
・震災をテーマにしているのだからゴールとしての東北というのはそうだが、日本縦断というのがなんとも。普遍的と言うのか、主語がデカいと言うのか。
・全体としては歪みがない感じがして、やっぱり物語の組み立てがうまい。
・ダイジンは何がしたかったのか?
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