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TAR/ターのShokoのレビュー・感想・評価

TAR/ター(2022年製作の映画)
3.4
〖TAR〗(映画/アメリカ/2022)



『ドイツの有名オーケストラで、女性としてはじめて首席指揮者に任命されたリディア・ター。天才的能力とたぐいまれなプロデュース力で、その地位を築いた彼女だったが、いまはマーラーの交響曲第5番の演奏と録音のプレッシャーと、新曲の創作に苦しんでいた。そんなある時、かつて彼女が指導した若手指揮者の訃報が入り、ある疑惑をかけられたターは追い詰められていく』

予告見た時から楽しみにしてておかあさんと一緒に観た。
ケイトブランシェット主演のサスペンスです。サスペンスなの?
おりしも本日はケイトブランシェットのお誕生日らしいです。
公式サイトのあらすじに書いてあるほどストーリーに強弱がなくて、なんかずっと「これ何待ち?」みたいな感じでいちいち行間読んだりとかどういう感情で観たらいいのかわかんないのが結構疲れた。
ケイトブランシェットがめちゃくちゃに良いのはすごいわかる。
逆にもうそれがなかったらこれぜんっぜんいいところない気がしてきた。
ケイトブランシェットがひらすら強くてかっこよくて美しくてドイツ語ペラペラで、明日から私もセットアップ着てイキっていくぞという気持ちになった。



・ラストまで喋る






思ったより指揮のシーンが少なかったのも残念だった。少ない指揮のシーンはめーちゃよかった。かっこよすぎ。
前半とにかく会話が多くて、会話が多いからストーリー自体は進まなくて長く感じた。
ずっとなんか起きそうでなんも起きなくてなんとなくなにかは起きてるけど結局何?みたいなかんじでラストまで行き、その第5をつよしに乗っ取られてたってことだよね?で多分実はいろんなことはつよしのせいだったんだよね?
そう思えばなんとなく話がまとまるけど…隣の家のおばあさんは関係ない?偶然の狂人?
そう、女たちがそれぞれ女同士で人生狂わされていくんかなと思ったらつよし!って感じだったから、あーそうなんだね、って感じだった。
ラストのモンハンコンサートみたいなやつは、もうそういうやつの指揮者やっていかないと生活できないよってこと?
なんかいろんなことがわかりそうでわかんなくてふーんって感じだった。
期待し過ぎたパターンだったね。テーマとかあらすじもキャストもいいのに惜しい。しょうこの惜しい映画だった。
指揮者のことがいろいろわかったのは面白かったし、芸術家なんてみんな気が短い狂人だと思うから、まあこんなかんじだろなと思ったりした。
そんなに褒めてないけどなんか嫌いじゃない。

(76/劇場鑑賞39)
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