トルナトーレ監督の最高傑作かも。
いきなり突拍子もないことを言うかもだけどエンドロールが圧巻なのよ！
劇中にかかった楽曲の作曲家のクレジットが映画のラストに表記されるのがエンドロールのルールで、毎回それを見て答え合わせをするのが映画ファンの楽しみだったりするんどけど今回のはとんでもないのよ！もう滝のように流れてくる
music by ennio morricone
の文字！
あんなに膨大な同じ作曲家のクレジットなんていまだかつて見たことない！
そのモリコーネのお仕事の圧倒的な物量にひれ伏すしかない！しかもいずれも名曲ばかり！
自分の後ろに座ってた人が思わず「すげー…」って漏らしてたけど、わかる！わかるよー！😢
生前のモリコーネ本人のインタビューを中心に年代順に彼が残した名曲の数々を音楽理論も含めて振り返っていく音大に通っている人なら必見のプログラム。
アカデミックなテクニックと現代音楽的な実験的な仕掛け。その両面を持ち合わせている稀代の天才作曲家モリコーネ。劇中でタランティーノが言っていたけどモーツァルトやベートーベンと並び評されないとおかしいよね。けど、当の本人は「そんなの200年後になってみないとわからない」っていう実に的確であっさりした受け答え😂その謙虚な姿勢も実にモリコーネっぽくて愛せる。
個人的に一番あがったのは続・夕陽のガンマンのあのコヨーテの鳴き声をモリコーネ本人の声で聴けたこと。もうめちゃくちゃ愛くるしくて頭抱えてた🤦
それとワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカのデボラのテーマを作曲した当人が「自分でも大好き！」と語っていたこと。私自身も思い入れが強くて、もう暗譜しちゃってるほど大好きな楽曲なのでホント嬉しかった🥺
最後にアカデミー賞よ。なぜあの年にミッションじゃなくて既存の楽曲だらけのラウンド・ミッドナイトに賞をあげたのよ😡こればっかりは今考えても意味がわかんないわ（笑）
それでも「西部劇への復讐に本物の交響曲を書いてやった」と言いのけたヘイトフル・エイトで受賞させたのはアカデミーからの罪滅ぼしだったのかも。
フォーエバーモリコーネ！
