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父子情
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『父子情』に投稿された感想・評価

☑️『父子情』(2.9p) 及び『英雄本色』(3.1p) 『女性の光』(3.3p)▶️▶️
反体制を打ち出してる訳ではないが、大手のスタジオではない所から、社会の歪みをヒーロー云々はいない形で、着実に都度突いてきた映画史というのも、香港にもあったのだろう。地味めたが、そうだからこそ、社会に異を唱え得てる映画が、今回の催しでも散見される。
香港映画には今も昔も無関心な方なので、80年代のニューウェーブと云われても、当時の実際に感じたウエイブとしては、アン⋅ホイ、レオン⋅ポーチ、パトリック⋅タム位しか鮮やかには甦ってこない。ツイ⋅ハーク、メイベル⋅チャン、スタンリー⋅クワン、ジョン⋅ウーは形として残ってる程度、ましてやこのアレン⋅フォンは名前を辛うじて何となく聞いた事があるくらい。
『父子情』。S⋅F(桑港)の大学を卒業、香港に戻ってきた主人公を待ってたのは、この日を待望の父の死。学歴なく、生涯ヒラ事務員で終わった父の、息子への過剰な期待と試練の日々の回想。息子の性向はいつも⋅また日常姿勢まで無気力で、期待を外し、本意でなくも逃げ回る形。父は、自分の冷遇と息子の成果の無さに対息子が周囲犠牲にエスカレート、転校に次ぐ転校⋅遂には留学手立て、収監中の父を持つ息子の唯一の親友との仲や趣味の道を裂き、自宅周辺大火には息子探しに飛び込み、学資の為長女にはその工場社長の妻の座をあてがい、優秀な次女は進学させず看護師へ、その2人も兄弟の学歴アップに自分の運命をあまり迷わず重ねる。
それらを、冷ややか批判的でもなく、Bユーモアにでもなく、等身大に描くタッチ。常に様々音楽が急き立て、適切カメラ位置細か強め切り替え、カメラワークもそうで⋅特に冒頭クレーンワークは溝口や相米も霞む限界なし、大火シーン等のとことん惜しむ物ない描きつくし。内容より、映画自体が無駄なような、どこが準備⋅出資したのかの方が興味ある、まぁ(皮肉も込め)ちょっとない、社会⋅家族のあり方描写に誤魔化しない作。
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´60年代中期の『英雄本色』(J⋅ウーの出世作の元ネタ)。出所者支援団体のPR映画のような面もあるが、保護観察からの以降⋅委任もままならず、予算も少なく、何より官から民まで、犯罪は繰り返される、更正は不可能、前科はひたすら隠すべきもの(家族にすら)、その家族の正業に悪い噂⋅影響を及ぼすから帰る事⋅近づく事もさけるべし(家族との関係すら、加害者と被害者)、といった(当時の)社会通念⋅そこに生きる人々のの閉鎖性⋅更新性その指摘をしっかり描いて、映画として発表すべき良作であるのだろうが、造りのレベルでいうと、単純なセット⋅妙に分かりやすいアクセント付けた悪人キャラ⋅ズームや縦横移動の安易使用、半ばクンフーのパターンアクション、対応⋅全⋅切返し⋅俯瞰め⋅どんでんらの工夫のない古めかしいカット組立、当時の日本映画からいうとその下の無個性のテレビ映画に毛の生えたクラスか。香港映画全般の近代化がなされたのはどの辺りの時代なのだろうか。
亡父の代わりに弟⋅母想い、金庫泥棒半ば失敗で、15年の収監中も経済支援の手立てを怠らなかった兄の出所後の、彼を慕う義弟分や⋅務所の先輩の真っ当家族⋅嘗ての恋人⋅そして支援団体にサポートされつつも、誘いを拒んだ⋅彼の腕に目を付けた名うてのボス(後に、信頼され金庫を任されてる正業の弟に接近)や、前科の内容を知った世間⋅家族すらも、一般⋅普通にあるを(云う者自らも)遠ざけ⋅弾いてゆく、非情の連続とエスカレート。日本のTVもどきのスケール⋅センスの作だが、わりとスッキリした余韻が残る。
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『女性の光』。今回の催しで最古、戦前の作であるが、当時のイキイキと活力を発散していた、上海の撮影所あたりとの交流のせいなのか分からないが、戦後20年くらいのモサーッとした香港映画とは一線を画してる。かなり欠損欠落や、フィルム傷⋅劣化が気にかかるプリントではあるが、各人のカットはパン⋅ティルトで補強され、角度や密度もかなり隙なく対応し、トゥショットや場⋅角度の切替えの退きめもしっかりしている。
男女間の身体的⋅心理的暴力描写も加減がなく、内容的にもかなり激烈である。工場長⋅学校支援者ら、経済的に圧倒的力を持つ者は、それをちらつかせて、妾をつくり増やしてゆく。しかしそれは皆を黙らすまでの力はなく、妻や先からいる妾達の怒りと金銭要求、本妻が自殺した後はその親族や地縁から激しい怒りの行動が持ち上がる。そこからも救われぬ女(たち)の行動。
約20年の間の話。女学校の親友が嫌がる⋅自分の兄の嫁にならない為、自ら⋅その兄の財源の⋅自分が工場長の嫁になること、から逃げ出してゆく。伯母の力で義学の生徒になるも、最終年になってもフラつき、離婚を思いきった年上の男の妻になる方向へ。が、前妻の自殺で、夫となる男は社会から非難の的に。前妻の娘を連れて逃げ出し、娘は義学に入れる。努力も限界にくるが、義学の校長を継ぐ事で切り抜ける。それでも行き詰まってく義学に支援者があらわるも、目的は悪辣て、娘の囲い。校長は、封建⋅女性蔑視⋅軽視の社会に怒りを顕にして、学校を手放し、不安もその娘と、人生、三たび逃げ出してく。理不尽男社会へのプロテストが、3回とも、不思議な波紋を社会の根っこに間接的に響いていきそう、トンズラ~単なる身を隠しての逃亡でもない。相手へもカウンター、決定的ダウンとはゆかぬも、痛快でもあり、溌剌とした自由も感じさせる作品の力がある。見事だ。もっといい状態のプリントでしっかり観たいものだ。3本の中では飛び抜けている。
「ジャストライクウェザー」も若いカップルがサンフランシスコに向かうハナシだったけど、この作品も主人公がサンフランシスコに留学することになっていて、監督の自伝もだいぶ含まれてそうな。転校してきてアイツと仲良くなる小学生パート、ロケのシチュエーションもそれぞれ良い。勤め先における親父のコンプレックスとストレス、トイレットペーパーのエピソードに反映されているのが生々しい。姉と妹を犠牲にして息子だけに注がれる期待と金。ハラハラさせる蝋燭での映写から発火するボヤ騒ぎ、さらに別日に起こる地域全体の大火事も大掛かり。苦労親父のよかれと思ってのワンマンぶりに家族全員が付き合わされるが、すべてはそこだけじゃない。
mingo

mingoの感想・評価

4.1
第一回香港映画賞最優秀作品とだけあってめちゃくちゃ良い。大林宣彦の父親モノみたいな郷愁感もあり羅家興と紹沖2人のバディものの少年映画としてもよく出来ている。チャップリンの映画を観た後チャップリン小走りで駆け抜けていき、家興が鼻血をタバコの葉でとめたときの姿がちょび髭を生やしたチャップリンでラジオからビートルズだったり全編通して異国の文化オマージュが所狭しと散りばめられており香港ならでは感が大変染みる。終始繰り返されるBGMアメージンググレイス、脳に刷り込まれた。観る人によっては父親が「悪」として映るかもしれないが自己中ピアスの行く末が映画作り→俳優→テレビマンとかなり奔放な設定で、父親のありがたみがラストにいくほど沁みるという素晴らしい構成(長年学習のお供だったボロボロの辞書を売り払うシーンも少年の性格難と進路難を増幅。逆にお姉ちゃんは元来・しきたり通りの結婚)。日本では羽が貰える募金が香港では旗、わんぱく少年が集まる2人で5銭で入れる秘密の映画館、感情を吐き出し街すべてが展望できる待ち合わせの岩場シーンは侯孝賢「フンクイの少年」の高層ビルの窓から少年たちが外を眺めるシーンに匹敵。高い場所は子供たちにとっての遊び場。ラストカットの飛行機ビューンまでアジアっぽい演出で最高。
エレベーターの上下ボタンにフロアのFがくっついたヘンテコデザインも笑った。

『父子情』に似ている作品

土砂降り

製作国:

上映時間:

105分

ジャンル:

3.9

あらすじ

南千住の線路わき、温泉マークの“ことぶき旅館”の女将阿部たね(沢村貞子)は初枝(三谷幸子)という女中を使い、役所勤めの長女松子(岡田茉莉子)、大学生の竹之助(田浦正巳)、高校生の梅代(桑野…

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