おい! さくら!
おめぇも すっかり バアさん になっちまったなぁ〜。
なに?生きようか死のうか迷ってんのか。
おいちゃんも、おばちゃんも、御前様も、タコの野郎も まだこっちには来るなって言ってるよ!
もうしばらく そっちで がんばりな!😊
遠くから 寅さんの声が聞こえてくる・・・
本年度カンヌ国際映画祭「ある視点」部門にて新人監督賞《次点》にあたる カメラドール・スペシャルメンション《特別表彰》を受賞した話題作。
75歳になったら自らの生死を選択できる制度
「PLAN 75」が実施された近未来の日本を舞台に命の価値は誰によって決められるのかを問いかける問題作。
ここからネタバレ!
良くも悪くも前情報&予告編どおり。
もう少し『ひねり』が欲しかったかな。
とは言え、構成の組み立て方はお見事。
倍賞千恵子さんをはじめ『選択』を迫られるシニアたち。
それを支える若者たち。
それぞれの『想い』と『未来』の違いを見事に描いている。
『あなたなら どうする?』と
『あなたなら どう支える?』の
考え方と受け止め方、未来への眼差しは当然違う。
この辺の描き方がとにかくお見事。
新人監督とは思えない この力量!
今後の活躍にも期待したい。
ただ、冒頭にも書いたように ことの全て が頭で描いたとおりに進んでいってしまっている。
いい意味でもう少し観客を裏切ってほしかった。
賛否両論 巻き起こるであろうこの制度。
あなたなら どうする?
75歳の自分なんて想像できない。
未曾有の災害、大震災、世界恐慌、核戦争、『新』新型ウイルスの拡大。
こんな制度が無くても75歳まで生きられそうにもないな。😅
(冒頭、寅さんが妹さくらが本作の主人公だったら こう言うのではないかな? と思って表現してみました。一部不適切な表現がありますが、ご了承くださいませ。)
2022年 6月17日 公開初日 8:20〜
新宿ピカデリーscreen 6
💺232席
客入り 100人くらいは居たような。😵
さすが、キング・オブ・シネコンの新宿ピカデリー。
公開初日とは言え早朝上映にこんなにお客さんが来るなんて・・・
40、50代のお客さんが8割くらい。
シニアのお客さんがほとんど居なかった。
やっぱり 身につまされる?