何百年もの間、海の怪物が陸の人間たちの生活を脅かしていた。それに対抗する為、ハンターと呼ばれる人々が船に乗り、命懸けで怪物たちを狩る生活を送っていた。
ジェイコブはクロウ船長が率いるイネビタブル号の乗組員。王家が討伐を求めるレッド・ブラスターを追っていたが、なかなか成果が出ずに支援を打ち切られようとしてしまう。最後の航海として出発した一行だったが、そこへ孤児のメイジーが紛れ込んで…な話。
子ども向けアニメとしては絵も綺麗だし、画面がグリグリ動くアクションは見応えあるし、海の怪物の巨大さも迫力があっていい。ハンター達も個性豊かなメンツが揃っていて、こういう多様性は大歓迎。
序盤は次から次へと繰り出されるアクションに目を奪われるものの、中盤からちょっと中弛みしすぎか。ジェイコブとメイジーの関係、クロウ船長の過去とジェイコブの関係、メイジーとシャープ航海士との関係、海の怪物とジェイコブ達の関係…と、設定が渋滞していてそれらのエピソードを語るのに時間がとられている気がする。
オチの付け方としては、武力ではなく知力で世界を動かそう、というのは子どもにもわかりやすいテーマで良かったのではないだろうか。所詮はキッズ向けアニメ、そんなに深いところまで求めてはいけないと思った。
