IT長者のポールは恋人のバーバラと友人夫妻と共にボートで優雅なバカンスを楽しんでいた。しかし、突如として嵐に見舞われ、船が座礁してしまう。仕方なく、ポールとバーバラは助けを求める為に近くの港町へボートで出向くが…な話。
じめっと湿った港町、ボロキレ纏って足を引きずって歩いたり水かきのある手をした住民たち、そしてミスカトニック大学のロゴスウェット(欲しい！)…と、H.P.ラヴクラフトの世界観はしっかり描かれていて良い。B級映画なのでサメ映画並みにCGが荒い部分はあるものの、主人公達犠牲者一向が閉塞的な村に取り込まれ、生贄にされていく恐怖をじっくりねっとり描写してくれるので、小説を読んだ気分になれたのも良かった。
女優さんが全◯で頑張ってたり、欠損描写や皮剥ぎシーンなどゴア描写は多め。でも血飛沫ブシャーに頼ることなく、じっくり観せるのはスペイン映画だから…なのかな？
