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ミー・タイムのLCのレビュー・感想・評価

ミー・タイム(2022年製作の映画)
3.3
面白かった。

ちょっとお下品度が気になる。痛い場面は一瞬。ほんの0.3秒くらい。

専業主夫として日々家事育児をする主人公はそれだけでも間違いなく Super なんだけれど、彼の親友も異なるベクトルで Super だった。

それぞれの人物の「ここがダメ」を描いていく中に、幾つも「それは確かにだいぶダメ」が入っていてクスッとする。
ただ、自分の非を認めるとか、ダメなところはサポートするとか、そういう過程も描かれる。
息子さんが泣き叫ぶ程のことをやらかした相手に、息子さん自身がユーモアでチクッとできた場面はニコニコした。 Talent Show の場だからこそ光る。才能を見せたね。

お仕事に専念できて、きちんと評価もされている奥さんが眩しすぎる。
同じくらい、家事育児にやり甲斐を見出している主人公も眩しすぎる。
そんな2人がお互いを思い遣り合ったりするんだもの、作中でも言葉にしてるけれど、良い関係だと思う。ドッタンバッタンはしても、きっと日常も事業も回していける。
そして、そのように二人三脚できる相手がいない親友の辛苦を想像する。彼の為に主人公が車を走らせる場面は救われた。私が。
奥さんの母親さんも、自分のやりたいことが具体的な形になって素敵。家事育児やらない父親に奪われてきた時間を取り戻していけそう。

新車に200個の牡蠣ってちょっと想像できないけれど、どんな香り空間になるんだろう。その後それらの牡蠣、食べ… れる…?私は勇気ないなあ…
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