シャマラン作品が引き合いに出されてるっぽいけどもっと話の幅も奥行きもデカいしグルーヴィーでかなり良い。
『Saturday Night Live』やオプラ・ウィンフリーのショーが彼らにとってどれだけシリアスなコンテンツなのかも垣間見えて面白い。
途中、やられる側が入れ替わる最終章に入ってかなり違うテイストの映画に一気に方向転換するのはホラー苦手な僕からすれば歓迎できたことだけど、人によっては期待外れ、中弛みって感じもするのかなぁ。
でも前後それぞれでスピルバーグの夢いっぱいSFとか、90年代シットコム、例のAKIRAのスライドブレーキシーン、特撮怪獣バトル的なところのちょっとした陽気なユーモア等々へのオマージュがあっての「良い映画」なのであれで正解だった気はします。
ベストかどうかは分からないけど今年印象に残る一本。