2022年51本目の劇場鑑賞。
令和189本目の劇場鑑賞。
心の傷を癒すべく田舎の町にやって来た女性を主人公に、
なぜか同じ顔の男たちとばかり遭遇する謎めいた状況の中で、
次々とヒロインに襲い掛かる戦慄の恐怖を、
美しくも不気味かつグロテスクな映像で描き出す。
2022年もあとわずかですが、
まだとんでもない作品が残っていた。
それは本作“MEN 同じ顔の男たち”という作品。
制作・配給は“A24”。
田舎の家に泊まって襲われるという定番のホラー映画ではあるが、
襲ってくるのがタイトルを見れば察しがつく。
夫の自殺を目の当たりにしてしまい心に深い傷を負った主人公ハーパーが、
心の傷を癒すために田舎町にある豪華な屋敷を借りて、
自然を楽しむうちに笑顔が戻ってくるが、
チンコ丸出しの全裸の男に出合ってから、
訳が分からない展開へと向かっていくそんなお話。
男性はみんな同じ顔なんだけど、
年齢や髪型が異なるのでぱっと見は気づかないが、
よく見ると同じ顔だと気づかされる。
同じ顔を演じるのはロリー・キニア。
なぜ男たちが同じ顔をしているのか、
なぜハーパーが狙われるのかなど、
劇中での説明は一切ない。
イギリスの田舎町の映像が美しく、
ホラーらしからぬ雰囲気からのチンコ丸出はゾッとさせられる。
タイトルで分かっているつもりだったが、
バーで全員がよく見ると同じ顔だと気づいた時もゾッとさせられる。
クライマックスは、
チンコ丸出しの同じ顔の男たちの見せ場が用意されており、
「一体何を見せられている?」と思わせられるが、
ここだけでもお金を払っても観る価値あり。
是非ともチンコ丸出し好きの人には観てもらいたい。
とにかく難解な作品だったので考察なしでは分からない。
ヘンテコな映画が好きな人はお勧めします。