まあちん

MEN 同じ顔の男たちのまあちんのレビュー・感想・評価

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)
3.6
2024年 17本目

イギリスの田舎の美しい風景と森の緑。
(まるで宮崎駿の作品に出てくる緑だ。と思うが彼がイメージする緑がヨーロッパの緑なのだろう)
タンポポの種。
美しい映像。

夫の自殺から田舎へ逃避と傷を癒しにきた主人公が遭う悪夢。
これといった込み入った物語は無く非常にシンプル。

夫の自殺という傷どころではない悪夢を残り1/4でこれでもかと見せ続ける。
扉のポスト部分から半分に切れていく手。
次々に色々な部位から生まれ出てくる同じ顔のMEN…。

作り手側は“意味があるのモノ”として描いているのかも知れないが、その意味は理解は出来ませんが、十二分な悪夢を見せて貰ったのでそれで良しです。

現場へ着いた友人が見た壊れた車と血。
という事は実現した悪夢という事でいいんでしょう。

斧をコンコンとやる主人公と最後の笑顔は、元夫と自分はケリが着いたのだという事なのだろうなぁ。と解釈します。

流石A24製作ヘンテコな作品作るなぁ←褒め言葉です。
まあちん

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