前評判がアレだったんで期待せずにみたけどほんとに意味わからんかったわこれ。アレックスガーランド監督のアナイアレイションはめちゃくちゃ大好きなんだけど(エクス・マキナはそうでもない…)。
不条理でクソみたいな言動を繰り返す男たちがみんな同じ顔なのは、この世ではみんな別の顔をしているから別の個体のように見えるけれど、つまるところほとんどの男たちは同じようにクズで根本的には同じ人物であるというメッセージなのか?とか、つまりは女性が直面する生きづらさみたいなものを描きたいのかな?と思ったけど、だんだんとカオス度が増すにつれてそういうこと考えるのもめんどくさくなっちゃった。でも、女性のことを憎むのと同時に、同じ熱量で女性からの愛を求める男たちの傲慢さには呆れてしまうよね。
終盤の裸の男が足をグキッとやって体勢を崩すところで黒沢清監督の「回路」の女の幽霊を思い出しました。