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かがみの孤城のcanaのレビュー・感想・評価

かがみの孤城(2022年製作の映画)
3.9
原作未読。(読みたい)
ずっと気になっていて、やっと観れました。
最後めっちゃ泣いてしもうた…。

7人の関係性のからくりにはわりと早めに気づいたけど、アキやスバルの伏線は全然気づかなくて、うわーこういうの好きだ〜となりました。
コナンくんパロも笑えた笑

こころとリオンが美少女イケメンだったり、ややTHE王道アニメなとこもあったけど、ファンタジーと童話と社会問題的なところがとてもバランスよく描かれていて、さすが本屋大賞作品が原作なだけあってすごく完成度が高いと思いました。
原作ファン的にはどうだったんだろう?
その後他のみんながどうなったのか気になった!

こころの登校拒否の原因になったクラスメイトは、自分が小中学校のときもまったく同じようなタイプの子がいたのでビビりました。
嫌がらせされたり、暴言を吐かれたり、ヒソヒソ話されたりするシーンはすごく胸が苦しくなった。
子どもも観るであろう作品の中で「死ね」というセリフを出したのは敢えてだと思うが、わりとびっくりした。
制作陣的にはある程度勇気がいったのでは…。
でもあのシーンはとくに胸糞だったしショッキングだったので逆に意味があることに思えました。

今もまさに苦しんでいる誰かの救いになるような作品だと思います。
学生時代に観たかった。
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