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ナチに愛された女のmingoのレビュー・感想・評価

ナチに愛された女(1943年製作の映画)
3.6
アーズナーの遺作。結婚式場でナチに囲まれた中、婚約を結ぶ場面で聖書に代わって「わが闘争」の衝撃たるや。カーチェイスの後のラストのスパイ美女マールオベロンの決断は「使命」をとったようにみえて実は「恋愛」を選んでいるようにも思う、女性監督ならではの愛の深さゆえか。人々が平等に幸せに暮らすために「愛国心」あってこそ。プロパガンダ映画にしては落とし所が巧い。
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