mingo

あぶない情事 獣のしたたりのmingoのレビュー・感想・評価

4.2
傑作。瀬々脚本で一番好きかもしれないくらい良かった。荒涼とした海辺を舞台に謎めいた女たちに翻弄される男のクライムサスペンス、よくこんなロケ地を見つけ・思いつくもんだ。現金輸送車を襲い生き延びた男に情婦と謎の少女と出所した仲間が交錯していくが非常に硬質なタッチ。次第にそれぞれの役目が代わる代わる変化していく、メリハリが効いてて終始素晴らしい。「私、シュッとした男が好き」という名言はオマージュとして現代ピンクで沢山使われるべき。ガソスタ店主に飯島大介…笑



佐々木麻由子×鎌田監督トークメモ10.16

鎌田義孝ピンク2本目。はじめてのピンクで「心地よかった」感覚はある。ロケ地が良かった。デビュー作若妻から本作でその後ピンク映画撮っていない。Vシネマからの流れ、伊藤猛は使いたくて男性陣は早く決まったが女優陣探していた。ノア(鹿島春美)はピアスや頭剃っちゃう感じで原宿のブティックとかにナンパしに行った。鹿島さんは海外で舞台演出家としてやっているみたい。病気は白血病でこんな細かい設定はどうでも良かった。伊藤さんは一見とっつきにくいけど繊細な方。当時相模原に住んでいたので伊藤鎌田上野でダーク三兄弟と呼ばれていた、終電逃して上野さんちに泊まって国映行っての繰り返しだった。新作タスカーは来年2月ユーロスペース。
mingo

mingo