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春日和のmingoのレビュー・感想・評価

春日和(1967年製作の映画)
4.0
ラストも富士、要所要所のフジヤマがサブリミナルこええです大庭センセー。琵琶湖まで一望できる神社の登場に全面大阪ロケの素晴らしい親子人情喜劇。番匠家族ドラマみたいな盛り込み具合で最高。新幹線ぶっ飛ばして「虎穴に入らずんば虎子を得ず」で大阪へ、黒目がちに舌ペロの愛人左幸子vs娘岩下志麻の着物をめぐる攻防、それに反してお志麻のフィアンセいや失礼フイヤンセ(by幸子のマブ森光子)栗塚はゴジラならぬギララフィギュア製作のおもちゃ営業マン、勲とまさかの意気投合そして播麿見破りビールが効くね、2人ともベロベロのくせに急にマジな話をするやーつ中村登の春シリーズみたいで勾配きついゼ。ちなみに栗塚と言えば「めくらのお市」最終作でストーカー侍として「お市抱かせてくれ!」という名言を残している。助監督に貞永おったけど不穏な空気作りの師匠は大庭秀雄だったんね!
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