チッコーネ

オンマ/呪縛のチッコーネのレビュー・感想・評価

オンマ/呪縛(2022年製作の映画)
2.0
アメリカ制作の作品で韓国系アジア人が主役という物見高さから鑑賞、といっても劇場公開ではなく、配信前提の作品だが。
てっきり最近話題だったSF映画の主演女優と同一人物かと思ったが、そうではなくサンドラ・オー(そちらはミシェル・ヨー)。
決して美しいとも、ホラー顔とも言えない彼女のクローズアップ過多を見るにつけ、編集に迷いを感じる。
精神の均衡を崩した移民の怨念、韓国の呪術的モチーフ挿入にも統一感がなく、散漫だった。
家族愛を絶対的な切り札にしたがる韓国映画へ一矢報いる母娘相克の脚本、という意味では、カウンター的存在意義あり。