沖田修一らしい、かわいらしくせつない映画
ミー坊は殆ど世之介だった
16mmフィルムに青系のグレーディングが水中っぽさを所々漂わし、良い。
構図やカメラワークはさりげなく行き届いていて、とある怪人が出てくるシーンのキマりっぷりは笑える
「好き」の方向性が社会に接続していない苦しさというのは多少なり共感できるので、さかなクンという奇天烈な存在自体がある種の希望や慰めとして映る。
逆ヒメアノ〜ルというか
さかなクンはさかなになりたかったのだろうか、もしそうだとしたら、ハコフグ被ってもどこまでいっても人間でしかあり得ない自分に絶望したり諦めたりしたのだろうか…
さかなクンに想いを馳せた2時間でギョざいました。