シュンゴ

ルクス・エテルナ 永遠の光のシュンゴのレビュー・感想・評価

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混乱した映画撮影現場を奇妙なモキュメンタリー風に描いた作品



確実に体に悪い みていて殆どストレスしかない



けど、混沌錯乱していく現場を同時進行の字幕付き分割画面で見せられると、脳みそがキバって秩序を求め状況を整理して約分し読み解こうとする。
そういう脳の駆動の仕方って、別にこんなに極端な状況じゃなくても例えば通勤電車乗ってる最中みたいな日常でも、ちょっと視座をシフトして無数の混沌に包まれてる状況を認識すればままある状態なわけで、そう思うと人生単位でなんか考えされられてしまう



カオスを一つの物語として読み込ませるための情報と人物の提示の仕方は結構システマチックに作られているとおもう。


最終的にカラフルストロボで全ての意味を破壊。
そもそもが最初から映されているものは悪意も善意も無く全ては光学的な現象に過ぎず、見ると見られるだけが確実にそこに存在してた。けどそれも永遠の光の中でかき消されていく。


取り敢えず確実に体に悪いけど、みてよかった。目の奥の神経が痛いけど。