流産で子供を亡くした女性が喪失感を抱えながら街を歩いていると、若い男と出会って意気投合し、二人でドライブをするお話

10分間の短編。
短いけどしっかりとドライブ映画になっていて驚いたが、オチも普通であまり語ることが無い。
ドライブ・マイ・カーが10分間に凝縮されたような内容ではあるが、やはり短いからラストのオチの動機付けが弱いように感じた。
う～ん普通...

【第51回カンヌ映画祭　批評家週間短編コンペティション出品】
『アメリカン・ハニー』のアンドレア・アーノルド監督の初期作。アーノルド監督作は『Wasp』のみ観ているが、スピード感をもって等身大の女性を描いていくスタイルは既に確立されている。

流産をした女は町中を彷徨い、行きずりの男に身を任せる。

死→性→生という人間の根源的なサイクルを追体験するようなへティの旅路。性をして死を実感するというのが面白かった。

• #第51回カンヌ国際映画祭

最後のショットを撮りたかったがためのシナリオすぎねえかい。制作視点で見た時に、そういう作り方したくなるのはわかるけどね。見せられる方はこんな感じに思うのか、と気づいた。

一応、卵とか墓とかをパッと見せるのが良かったりする。