権力には真実を!
学校のはみ出し者がメタルバンドで学内コンテストに挑戦する。
メタルを極めて有名になりたい問題児ハンター。
物静かな友人ケビンはハンターが父親のカードで買ったドラムセットで言われるがままにリズム練習を始める。
そこに時々情緒不安定になるチェロ弾きのエミリーが現れて…。
メタルにしか興味のないハンターが、全く畑違いの人間との出会いによって、友情、学校、社会、そして相手を認めることを理解していく。
ブラック・ザバス、ジューダス・プリースト、メタリカ等など沢山のヘビメタが良い感じに流れてくる。
チェロとドラムだけの♪War Pigsは、2CELLOSみたいに斬新でカッコ良かったし、コンクール場面も中々キマッてました。
どんなジャンルの音楽でも自分の心を解放してくれるものには素直に感動しますよね。
ケビン役は「ヴィンセントが教えてくれたこと」のオリヴァー少年のジェイデン・マーテルで、ドラムがどんどん上達してサマになってました。
ハンター役の青年もキャラがピッタリで長髪が似合ってたし、エミリー役の彼女はモデルさんだけあって、ラストの登場でガラリと印象を変えて来たのが良かったね。
そしてメタリカ、ジューダス・プリーストからの豪華なカメオ出演が渋い。
自分と価値観の違う奴は皆んな馬鹿!みたいな空気は若者独特かと思ってたけど、最近は結構な大人たちもそんな人沢山いるんじゃないかと、チラッと思ったりしました。
体を使って何か表現出来たり、音楽で何か伝えられるって最高。