さうすぽー

ミッション:インポッシブルのさうすぽーのレビュー・感想・評価

2.9
自己満足点 57点

今やトム・クルーズ作品の代名詞とも言えるミッションインポッシブル・シリーズの1作目。
好きなシリーズではあり今回10年振りくらいに見返しましたが、好きで観てた子供の頃に反してあまり楽しめなかったです。

ド派手なアクションとスタントシーンを重視してる現在と比べて緊迫感のある潜入捜査の場面が多いので、そこの部分は楽しめました。トム・クルーズのリアルスタントの場面は少ないものの、大量の水流の中で走り出したり逆さまの宙吊りになってディスクを回収して床スレスレになる場面も緊迫感は出ていました。


ただ、ストーリーとしては「騙し合い」をさせることに重点を置きすぎてしまって複雑でゴチャゴチャしてしまってる印象です。
味方サイドの裏切り等が展開されていきますが、スパイ機関の裏切り行為としては人数が多すぎるし、動機もアヤフヤでした。
特に、トム・クルーズがどのタイミングでジャン・レノが敵と気が付いたのかが回想や映像演出によって曖昧になってしまってるのが問題かと。

ミッションインポッシブルのシリーズ自体、アクション重視でストーリーそのものは普通程度の面白さですが、近年の作品の方が解りやすいです。
その点、この1では複雑にし過ぎてしまったのが残念です。