さうすぽー

華麗なる晩餐のさうすぽーのレビュー・感想・評価

華麗なる晩餐(2008年製作の映画)
3.2
自己満足点 63点

(やや短文感想)
ドゥニ・ヴィルヌーヴの短編作品。

10人くらいの人達がテーブルを囲んで晩餐会をやって、途中で底が抜けて下に落ちても食べ続け、シェフが「Next Door!」という台詞が印象的。

非常に比喩的な内容で難解な感じはしますが、他の方のレビューを見てるとどうやらキリスト教思想の「七つの大罪」から来てるみたいですが、正直僕は信者では無いので解りませんでした。

キリスト教要素が解らないなりに読み取った感じでは「行き過ぎた欲望に対する風刺」のように受けます。
食べるものであればどんな動物でも食べてしまう劇中の行動は、現実社会に照らし合わせると「"過度な"資本主義で伴った"過度な"消費社会」のように感じとれました。


正直「凄く面白い!」と呼べるものではありませんが、自身のメッセージ性を画で表現する芸術性を追い続けるドゥニ・ヴィルヌーヴらしい作品でした。