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↑炙り出しになっています。
自己責任において色々と試してください。
「あけましておめでとうございます」
そんな言葉が飛び交う日に相応しい映画…であるかはさて置き、正月のめでたい気分を壊さずに楽しめる作品でした。
侵入不可能と言われる場所に忍び込むこと。
そして、自分以外は誰も信用できない状況。
この二つを組み合わせることで、サスペンスとして極上の緊張感を味わえるのです。
しかも、画面に映るのは美男と美女。
絶体絶命の困難に陥っても突破していく姿は、それだけで“画”として完成されており、目尻が下がるのは避けられません。また、今回のヒロインを演じたエマニュエル・ベアールのコケティッシュな美貌には鼻の下が長くなるので、まるで面相は馬(亥年なのに)。
そして、何よりも耳馴染みのある旋律。
遺伝子に刻まれているのか、それを耳にするだけで身体中の細胞が「スパイ映画を観ているッ」と反応し、ぐつぐつと沸騰するのです。だから、気付けば暴れ馬(亥年なのに)。ひひん、ひひんと嘶きながら興奮しっぱなしでした。
まさしく、これこそが王道。そして覇道。
物語、映像、配役、音楽…と一分の隙もない様は、未来永劫に不変ではないかと思うほどに堅牢。毀誉褒貶激しいデパルマ監督ですが、万人向けと言うならば本作が頂点ですね。
まあ、そんなわけで。
娯楽作品を素直に楽しめる人生。
それが本当の幸せじゃないでしょうか。
今回は再鑑賞でしたが、新鮮な気持ちで楽しめたことに感謝の念は尽きません。
だから、そんな日をこれからも送れるように。
少しずつではありますが、徳を積み重ねていきたいと思います。
そして、相も変わらず拙い身ですが、ずずずいっと本年もよろしくお願いいたします。
なお、この文章は五年後に消去されます。
ぷしゅう。
To be continued… →→→
『ミッション:インポッシブル2』