このレビューはネタバレを含みます
スプラッター系ならいけるかなって思ったけどダメでした笑。最後まで見たけどグロシーンはあまり直視できてないのでスコアなし。あまり耐性がない自分にとっては普通に直視できる人 尊敬。
(何だかとてつもない蛮行がスクリーン上で行われている…!)と思いながら乗り切ったので、以下は私の想像がだいぶ含まれる感想。
人の凶暴性が助長される感染症が蔓延した台湾で、ある男女カップルは生きて再会を果たそうとする。
残虐シーンはだいたい「今から〇〇で××しますよ〜」って感じで説明してくれるので、実際に直視しなくても何が行われてるか分かりやすかった。
電車のシーンは現実に起こりそうな場面だったので洒落にならない。別の意味で恐怖。感染してない正気のはずの人間のほうが恐ろしいってのはよくあるパターンかな。にしても1番の敵であるシャイニングストーカーおじさん気持ち悪怖すぎ。
全体的にエログロホラーというより非道、人の醜い部分を混ぜこぜにして、嫌悪感マシマシで血みどろの絵にした感じ。リアリティがなくて逆に笑ってしまうシーンも多かった。
ゾンビ系作品としては、ある程度の知性が残ってるのと感染者同士で楽しくやってる(?)のが新しそう。
ウイルスの仕組みや感染経路は取ってつけられたように説明される。確かに大脳基底核に欲求や快感の機能が深く関わってるけど、理性でコントロールできなくなったら最悪だ。攻撃欲、破壊欲、食欲、性欲などが連動して暴走するなら睡眠欲も入れて突然爆睡するとかしてほしい笑。
ストーリーはある程度予想つくものでシンプルだった。ただタイトルでもある哭悲(Sadness)の意味があまり効いてなかったのがもったいないと思った。