【soutaの映画つぶやき No.1017】
"哭悲 / The Sadness"
台湾では未知のウイルス"アルヴィン"の感染拡大が続く。それは感染者が意識を残したまま凶暴化し、欲望のままに残虐行為を重ねていくようになってしまう。
暴行・殺人・強姦、今作の全シーンどこを見てもこの世の地獄だった。創作上のウイルスの中で一番最悪かもしれない。ゴア描写も凄まじいのは勿論、あらゆる欲が抑えらせず凶暴化してしまう人間たちがヤバすぎて吐き気がする。ゾンビの方が数倍マシに思えるよ。
心底嫌な設定なんだけど、それでも皮肉が効いてて上手いなと思ったのは、電車のおじさん然りウイルスと関係なくやばい奴は現実にはちゃんと存在していて、極限状態に置かれた人間は理性の壁を超え得る。理性というリミッターがあるだけで、人間は元々欲深く罪深い"怪物"なんだ。。