パク・チャヌクから暴力とセックスを取ったら何が残る?って話(笑)
人が死んで真面目な刑事と被疑者の女性との許されぬ恋…
ストーリーは先が読めず色々なことが起こるので最後まで退屈はせずに観ることが出来ます。
特に犯罪の謎解きの部分はめちゃ面白い!
けどさぁ「オールドボーイ」のチャヌクだよ…
猟奇的殺人の肝心な描写はないし、刑事と被疑者が明らかに惹かれ合いその仕草や会話にプンプンエロさを感じさせるが直接的なエロはない…
たぶんそういう手法で勝負してるんだろうけど「ああいう手法」が大好きで観に来てるおれみたいな(幼稚な)客はガッカリ感半端ないんじゃない?(笑)
パク・チャヌクはもちろん韓国映画におれが期待してるのはこんなロマンチックな映画じゃない…なんだか韓国映画じゃなくて出来の良い「火サス」観てるみたいな気分でした。
確かに2人の間にはえもいわれぬ一種のエロさが滲み出してはいるんだけど…はっきりいって全体的にはつまらない映画だと思ってしまいました。
ただこの映画に出てくる海での自殺シーンは今まで見たことない方法で新鮮でした。これは考えつかなかったな(入水自殺なのにたぶん死体が発見されない)…唸りました。
二つの殺人事件…許されない愛…絡み合う時間軸…ストーリーは面白いと思いましたが残酷シーンのない殺人…エロシーンのない不倫にはおれは退屈しちゃったよチャヌク…(笑)
現在の人と過去の人が同じ画角に収まるサスベンスフルなシーンは我らが白石和哉監督の専売特許じゃないのか?(笑)