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別れる決心のAQUAのネタバレレビュー・内容・結末

別れる決心(2022年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

今生の別れを決心させた背景には自分のことを刑事職を超えて本気で愛してくれた男に対しての純粋な愛情からの行動なんだと理解、自分の命をかけてでも殉愛をつらぬいたとある殺人者の哀しい物語でしたね。

タン・ウェイの思わせぶりな仕草に惹かれるのはもちろんわかる、ソン・ソレの利益を考えたら彼女の素行が犯人と物語っているのは充分わかるはずだけど恋は盲目ってホントなんだね。
ただ匂いを嗅ぐ張り込み中の刑事の想像と現実の対比や、決してやらしさがないはずのただの調書のシーンとかが目線や仕草、口調と会話でここまでいやらしく感じさせるのはやっぱりタン・ウェイの魅力の賜物だと思う。
でも今作はところどころでコミカルだったり、純愛だったりと色々なテイストが味わえる作品でした。

映画com参照
「オールド・ボーイ」「お嬢さん」のパク・チャヌク監督が、殺人事件を追う刑事とその容疑者である被害者の妻が対峙しながらもひかれあう姿を描いたサスペンスドラマ。

男性が山頂から転落死する事件が発生。事故ではなく殺人の可能性が高いと考える刑事ヘジュンは、被害者の妻であるミステリアスな女性ソレを疑うが、彼女にはアリバイがあった。取り調べを進めるうちに、いつしかヘジュンはソレにひかれ、ソレもまたヘジュンに特別な感情を抱くように。やがて捜査の糸口が見つかり、事件は解決したかに見えたが……。

「殺人の追憶」のパク・ヘイルがヘジュン、「ラスト、コーション」のタン・ウェイがソレを演じ、「新感染半島 ファイナル・ステージ」のイ・ジョンヒョン、「コインロッカーの女」のコ・ギョンピョが共演。2022年・第75回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞。

2022年製作/138分/G/韓国
原題:Decision to Leave
配給:ハピネットファントム・スタジオ
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