A8

逆転のトライアングルのA8のレビュー・感想・評価

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)
3.9
映画で社会を風刺、皮肉する天才
リューベン・オストルンド。

金持ちの象徴とも言える豪華客船でのクルーズでは、現代の資本主義を表し、、

沈没し流れ着いた無人島でのサバイバル暮らしは、“そのトライアングル”が逆転したかの様に金は何も意味をなさない。原始的な強さがモノをいうのであった。

沈没寸前の船、激しい揺れに
金持ち乗客たちは止め処なく“ゲボ”を吐き出す🤮
そして、今まで資本主義の犠牲となっていた人々の限界を表すかのように
下水やら排水溝から汚水が溢れ出すシーン。
その“爆発”をうまく映像で表現されており
皮肉たっぷりとても良かった。

アル中船長のウディハレルソン
出番は多くないが、存在感抜群。

無人島でキャプテンとなったアビゲイル
彼女はこの島での社会でトップとなった。
しかし、最後のシーン。
彼女の国は再び資本主義の残酷さへと戻されようとしていた、、
そこで彼女のとった選択は。
最後の終わり方かなり好きだった。

やはり人間は欲には勝てないのだろうか、、。
A8

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