このレビューはネタバレを含みます
🎬 クロース
🕒 104分／ベルギー、フランス、オランダ／ドラマ
📣 ルーカス・ドン監督
🖋️【13歳、純粋さはとても。。。】
詳しい前情報は入れず、簡単なあらすじだけ頭に入れて鑑賞。大人が知らない子ども目線の映画は残酷でした。
13歳。学校が生活の全てで、クラスメイト、
特に親友との関係に一番敏感なときだと思う。
わたし自身、好きという感情はないけど、
お泊まりをしたり、家族ぐるみで出かけたりした親友がいた。まるでレオとレミみたいに仲良しだったと思うけど、当時は(かなり昔)誰一人として、付き合ってるの？
という発想がなかった。
そして時代が変わり、色々なスタイルが確立する社会になるに連れて知識も増え、色々な見かたをする人も当然ながら出てくる。
レオとレミもクラスメイトからの何気ない一言で、それまで当たり前だった2人の世界が変わってしまう。
周りが勝手に2人をカテゴライズしてしまったようでした。
他の世界に逃げる手段を探せない年代にとって、かなり辛かっただろうな、学校に行けばレオとレミはお互い視野に入ってしまうのだから。
そして起こった悲しい出来事………
レミのことは忘れるべきか？本当のことを伝えるべきか？
レオの葛藤の毎日が始まる。
レオが後悔と自責の念を、アイスホッケー、家の仕事を無我夢中でこなし、答えを出そうとしている姿を見ていられなかったし、
レオが摘み取る花がカラフルで綺麗だったことに、余計に胸が痛んだ。
どんなに悲しくても、
花や学校、周りの景色は今まで通りに存在して、季節が変われば、どんどん塗り替えられていくけど、レオの心はこのまま時が止まってしまうのかな。
誰も悪くない。とわたしは思いたい。
レオがこれからどんな人生を送るのか、
今後がとても気になった。
あ〜、もぅ本当に、純粋とは残酷だ。
