どーもキューブ

BiSH presents PCR is PAiPAi CHiNCHiN ROCK'N'ROLLのどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

BISHメンバーソロの短編映画



2023年に解散決定したアイドルグループBISH。   

渡辺淳一社長によりWACKを知ったのは、カンパニー松尾監督のBISキャノンボールからだった。
旧BISの存在、渡辺社長が社員の頃の旧BIS解散ドッキリ型引退作ドキュメンタリー。旧BIS出身の「ファーストサマーウイカ」は、今やテレビ、ラジオに活躍を拡張中。


ビスキャノから続く次の作品、カンパニー松尾監督「アイドルキャノンボール」も鑑賞。WACKを設立し渡辺社長自ら運営するワックグループの合宿オーディションに密着するドキュメンタリーだ。

またWACKグループの合宿オーディションをドキュメントする映画も見てきた。
岩渕弘樹監督
「世界でいちばん悲しいオーディション」(2018)
「IDOLああ無情」(2019)
「らいかろーりんすとーん」(2021)

WACKグループトップランナーアイドルのBISHの密着ドキュメンタリー
エリザベス宮地監督
「ALL YOU NEED is PUNK and LOVE」

おさらいすると6本映画を見てきた。
旧BIS、新BIS、ギャングパレード、エンパイア、ワッグ、豆柴の大群とうとうワックアイドルに興味が出て、ツイッターフォロー、タワレコでワックTシャツ購入、YouTubeで楽曲をきいたりしてみた経験がある。
本当は、コンサート行ってみたいけど、どれも気軽に行けないプラチナ化になっていてなかば諦めている。
当日券なんてありゃしない。1回コンサート日に会場前まで行った事あり。

またマイアーティスト、東京スカパラダイスオーケストラ×BISHのコンサート抽選受けたが見事落選。BISHとのコラボコンサートをスカパラDVDで楽しんだ。
見たことないコラボでとっても良すぎたBISHコラボだった。

BISHは、個々の活躍が段々広がりつつの解散発表にみえた。
アイナジエンド、アユニD、のソロ活動。
ハシヤスメヤスコ、タレント活動。
モモコグミカンパニーの活字活動。 
リンリンは?
などなど、ツィッターのみの情報収集だが見守っていた。

2022年BISHの映画が出来たとの事。チラシのモモコグミカンパニーの素晴らしい変顔に魅せられた。
渡辺社長監督作、エリザベス宮地作、セカチュウの行定勲監督作もありどんな映像だろうと思い、白紙の状態で、公開初日ティジョイ新潟にて見てきた。ポストカード貰いました(ありがとうございます)





予想以上の内容でたっぷりとお腹一杯に楽しみました。

ちなみにタイトル

「ピーシーアールイズパイパイチンチンロックンロール」だ。

タイトルなかなか言えないWACK恒例の下ネタタイトルだ。

タイトル映像は、もろ石井克人監督「鮫肌男と桃尻女」のタイトル映像もろ影響大でわらけました。あのタイトルは、日本映画では屈指の出来で、渡しもYouTubeお気に入りにいれている。

以下の順で短編作品が続く。
田辺秀伸監督、アイナジエンド

大喜多正喜監督、ハシヤスメヤスコ

エリザベス宮地監督、アユニD

山田健人監督、リンリン

渡辺淳一監督、モモコグミカンパニー

行定勲監督、セントチヒロチッチ



一言感想を以下。(ネタバレありなんで書く感じで。)
田辺秀伸監督、アイナジエンド。
アイナジエンドの憂鬱な休日のような短編。

気軽に見に来たはずが、なんか気分の悪くなる質問からアイナさまが幻想モードになる短編。


不動産屋に行った時の苛立ちを幻想的に魅せた1作。
どれもゴールドを貴重とした幻想シーン。黄色をメインにフとした幻想が何度かみえる。そののちもうひとりの邪悪な「アイナジエンド」がダンスで登場。
屋上のダンスシーンが印象的だった。
またアイナさまは、常にダンス画像を見ていて、なんか大変そうに見えた。きっとプライベートもダンスを見ていてるに違いない。
あの不動産屋の方は、良く脇役で出演している若手の方だ。

蛇足追記
アイナジエンドさまのソロの楽曲をきいてみたが、なんか、曲と詞が離れ過ぎてて。アイナさまが

こんな楽曲してみたい

何か情熱的な何かがリズムに足りない気がする。個人的なかなりの流し目程度のファンですが、確固たるプロデューサーがいたり、自らヤリタイ音楽性に目指して欲しいかなあと思ってます。 
パンクなのか、
アコースティックなの、
ロックなのか、
ファンクなのか、
ブラックなのか?

そのヤリタイ音楽がハマるとはねる気がすると勝手に思った(ヤリタイ音楽なんてないよと言われそうだが)YouTubeのアイナジエンドの曲を聴いた時本当思った。詞と音と舞台で表現する事とダンスが、なんかあってないなーって。そんな風に見えた。

大喜多正喜監督、ハシヤスメヤスコ
ハシヤスメヤスコ、エレベーターの怪の30階みたいなお話。
アイナジエンド同様にアツコさまも自分自身に会う物語。いくにんもコスプレしたハシヤスメヤスコが出る。
エレベーターに乗るとなぜか女子高生のループ嫌みな会話。
乗ったエレベーターは到着しない30階エレベーター。
怒りが沸点に達したアツコさまは、銃で自分をぶっ放す。
なんか悩みでもあるのか、暗い過去をはらしたい欲求が出たようなハシヤスメヤスコガンアクションだった。

エリザベス宮地監督、アユニD出演。
間違いなく二人の鼻をすする音がきこえた短編。
1番多分訴えるものが、なんとなくわかりやすい物語になってた。 
出演に高良健吾。グロ場面もサクっと入って良かった。
アユニDの憧れた人を失った的何かが感じられる、エリザベス宮地作品だった。
こんな憧れた人がいたんだなーきっととアユニDの涙から感じた。お兄さん役の人も男らしくよかった。
あとハンバーガーを思っきし食べていたアユニさま。焼きそばも食べランウォークしていたアユニさま。
焼きそば、ハンバーガースキなんだなあ、きっと。

山田健人監督、リンリン出演。
全編音楽に乗せリンリンのPVのような映像。とても幻想的かつおかしなシチュエーションに巻き込まれながら、ラッパ飲みリンリンが酔いしれダンスしていく。
突然でかい人形でたり、面白い構造の飲み屋から真っ白なドラム隊、おかしみのバスとうとう良かった。
リンリンが雪を食べる姿がとても良かった。冷たそうだった。
リンリンさんは、ダンス講師とか結婚引退しそう。

渡辺淳一監督、モモコグミカンパニー出演。
まさしく本作タイトルに相応しい短編作。個人的に1番好きだ。またこんな爆笑映像を映画館で見たのは久しぶりだ。 
ラストのセリフには、塚本晋也「鉄男」が元ネタかな。
モモコグミカンパニーの下半身がアレになる、という青年コミック丸出しのような内容。終始笑ってました。またWACKグループアイドル助演結構出演していた。必見!
廊下を歩くモモコさまのがに股歩き必見!
またアイキャノに出演していたパンルナフィールがサービスサービスカット出演していて楽しんだ。カットがしつこいサービスカットでわらけました。

行定勲監督(脚本)、セントチヒロチッチ出演。
いきなり絡みありでびっくりしたが、見ると行定監督作品にチッチ体当たりで出演していた。
性の不一致まで踏み込んだ内容だった。
チッチが若干男に台詞を与え、また男役の方が悪いのみの動機だったが、面白い1作でした。
凧にしたてた恋愛の終わりって素敵だなけど無いかな。もっと見たくなる1作でありました。
インタビューする人はきっと行定勲監督がインタビューしてると思う。声がそうだった。
チッチさんは、きっとバンドをやりそうだ。音楽性もヤリタイ事もありそうなチッチ。体当たりは、きっと行定作品が好きなのだろうと思った。

という事できっと「ビッシュ」として最初で最後の作品に違いない素晴らしいビッシュらしい映像作品だった。

とってもボリューム感満載でたのしみました。


追伸
貰えるポストカード、タイトルの奴で、せめてメンバーの写真のやつが欲しかったあ~!!

蛇足追記2
あと「オーケストラ物語」
「SISの消滅」(これ隠れた傑作です。アイドルがデビューできないドキュメンタリーとして強烈なインパクトドキュメントだった。)


#BISH映画
#WACK
#BISH
#HMJM
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