NAO141

#マンホールのNAO141のレビュー・感想・評価

#マンホール(2023年製作の映画)
4.0
ワンシチュエーションスリラー作品。
突っ込みどころも多いけれど笑、なかなかの良作。ほぼ中島裕翔の演技だけで魅せる作品だが、彼の演技がとても良い!

「えらく携帯のバッテリーが持つな…」
と思ってしまったが笑、それを抜きにしても、SNSを駆使して極限状況から脱出しようと試みる点は面白い。SNSの効果と逆効果を見事に描いている点も良い。こういった状況に陥った時、自分ならどうするかな…ただひたすら110番してるだけかも笑。狭く薄暗いマンホールに落ちてしまうってだけでも嫌だけど、やはりあの不衛生な環境が個人的にキツい笑。しかも彼は足を怪我したわけだが、あの傷口に汚水や変な泡が入ってしまう事の方が気になって仕方がなかった笑。

物語中盤に主人公が「人間は簡単に一線を越えられる」と述べる。これが後半の「えっ!!!」という展開の伏線になっているが、あそこまでの展開は賛否両論だろうな…苦笑。けれど映画としては楽しめる、映画の中だけの話にしてほしいけれど…。

明日から歩く時にマンホールをちょっと意識してしまうかもしれない笑。本作『#マンホール』を観た後は『FALL/フォール』をぜひ鑑賞しよう!穴に落ちて這い上がれない恐怖もなかなかだが、高い場所に取り残されてしまう恐怖もまたなかなかである。どっちも嫌である笑。
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