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ミセス・ハリス、パリへ行くのCisaraghiのレビュー・感想・評価

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1957年のDiorのオートクチュール最高!な映画。この時代の英国という設定が自分的には珍しく感じた。ジョン·レノンが17歳の頃の、まだ戦争が影を落としている英国。
 ミセス·ハリスの英国人流ユーモアがパリでも発揮されて楽しい。英国meets仏国(逆もアリ)映画が結構好きなので、そういう意味でも楽しかった。英国プリント服やディオール以外のミセス·ハリスのファッションもカワイイ。でも、原作者のポール·ギャリコはアメリカ人らしい。
 年を重ねると女性はだんだん透明人間になるって、わかる気がする…。様々な透明人間たちのおかげで今も世界は回っていることを意識させられた。お掃除のプロとしてのミセス·ハリスは、まるで魔法使いみたい。あの魔法が使えるようになりたい!
 ナターシャ役のアルバ·バチスタさん、Diorのミューズにしては背が低くないか?と感じたが、それを補って余りあるチャーミングさ。クリエバと結婚したって、リアルシンデレラですか?クリエバがあまりにもディズニープリンス実写版なので、そう感じるのかも。余談。
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