いしはらしんすけ

ウエスト・サイド物語のいしはらしんすけのレビュー・感想・評価

ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)
3.5
このタイミングなんでお察しの通り、スピルバーグ版の予習としてチェックです。

「ロミジュリ」をベースにしたメロドラマかつ舞台版を基にしたミュージカルという自分的に弱者ファクターしかない案件なんで、ストーリーという面では案の定まったくと言っていいほど刺さらず。

だってこれ、たった2日間の話よ?いくらなんでもジェットコースターすぎやしませんかね...って、まあそこをどうこうの映画ではないとは思いますが。

それこそダンスについてはさらに弱者ポジションではあるものの、そんな私でも体技としての見事さがわかる映え感はさすがに明白。バーンスタインの音楽は時に大仰にすぎると感じなくもないが、楽曲自体はそりゃまあ名曲揃いです。

なんせ何かとエネルギッシュな若者達の言動に全然感情移入できず、「何をごちゃごちゃやっとるんじゃ」と唯一のジジイキャラ、ドクと同じ気持ちになってしまったんですが、とにかく映像官能度が凄いらしいスピルバーグ版は劇場で体感したいと思います。