映画本編とは関係ないのだが、この日の渋谷HUMAXシネマさんは若い観客の方が多く、なんだか嬉しくなった。
客電がついた瞬間の、なんとも言えない満足感というか、すごいものを観た…という劇場の空気感。尊い。
スタッフの方による作品への愛溢れる内装も素敵だった。
言わずと知れたルネ・ラルーの傑作カルトSFアニメーション。
装いをみても、この手のクリエイティヴィティに興味のありそうなお客さんが多い様に見受けられた。
それでも大きなスクリーンで良い音響の中で観るのは初めてという方が多かったのではないだろうか。
ドラーグ人の学習装置ではないけれど、こういった映画体験が人の意識や世界を少しずつ変えていくのだ、と思う。
このご時勢だからこそ余計にそんな事を思ってしまった。
作品自体に関しては、今更私がどうのこうの言うものでも無いかな…とw
様々な寓意を読みとける豊かな物語と、唯一無二のイマジネーションの奔流。
一度観たら忘れる事など出来ない体験になる。
