Cisaraghi

デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリームのCisaraghiのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

映像とボウイ自身が語る言葉によって表されたデヴィッド・ボウイより、アルバムというパッケージされた音楽作品で表現されたデヴィッド・ボウイの世界の方が、私にとってはずっと魅力的で好きだということがよくわかった。そりゃそうだ、これはボウイの作品ではないのだから。
 ヴィジュアルが尋常じゃなく優れた人だということは頭では理解しているけど、ルックスが私の好みではないからなのか、サイケデリックな色と光の氾濫が苦痛だったためか、他に理由があるのか、とにかく、2時間以上ほぼずっとボウイだけを断片的に見ているのはかなりツラかった。残念…。ボウイ自身によって語られた言葉も何故か私の頭を素通りしてしまって、ほとんど何も残らなかった。

先鋭的なマルチ·アーティストとしてだけではなく、英国では誰もが口ずさめるような大衆に愛される曲を複数生み出した人としての一面が好きだし、デヴィッド·ボウイがポピュラーソングになる英国民、心底羨ましい。
 追うのを止めてしまって以降のデヴィッド·ボウイを聴こうと思う。その点ではとてもいいきっかけになった。
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