このレビューはネタバレを含みます
おバカな女性２人が標高約600mの高い塔のてっぺんに登ったはいいものの、梯子がぶっ壊れちゃって降りられなくなる話。
高所恐怖症の人なら見るだけで手汗が止まらなくなって大変だろうが、逆にそういう人こそが誰よりも楽しめちゃうという、ある意味でマゾヒスティックな映画だと思う。(まあこの場合高所恐怖というより、シンプルに死への恐怖かな…つまりはホラー全般と一緒)
ストーリーに関しては、「綺麗な」伏線回収がちらほらあって多少は感動するのだが、これはさすがに無理があるだろ、という感じの展開が終始続くのと、不倫してた癖にやたらと説教臭いハンターが鼻についたので、全体的に見るといまいちだった。まあそれでも整合性とかリアリティを一切気にしない、もしくはこういう映画の場合それを度外視できる人なら普通に楽しめると思う。
…ただ、急にハゲワシを捕まえてバリボリ喰い出したら…ねぇ？
あんな腐った脚で頑張れるんなら、もっと体力の残っているうちに木登り猿の要領で塔にしがみついて、少しずつでも降りていけば良かったのに…とか思ってしまった。
