ねつき

THE WITCH/魔女 —増殖—のねつきのレビュー・感想・評価

THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)
3.7
「最近の若者は恐れを知らないな」

韓国映画っておもろいしわかりやすいよね〜。てかビジュすげ〜な〜、映画見ながら「あ、次この髪型にしよ」「さっきの髪型にするためにこの髪型経由しよ」とヘアカタログのような気分で映画見てた。少女VS黒マスク4兄弟VSアル中VS地元マフィア。お姉ちゃんと弟を守り切れるのか!?
地元マフィア出してくるあたり、この人たちの強さの指標にしてくれていてわかりやすいからいいんだけど、マフィアのボスヨンドゥは嫌なやつなのに思ったより痛めつけられてなくていけすかない。あまりスッキリしていない。あいつが口笛吹いて矢を操ること覚えても、あのなかの1人にも勝てなさそうだな。

てか異能VS異能は面白いんだけどさ〜、結局能力上の方が勝っちゃうじゃん?という感じがしてしまって、主人公出て来てからはちょっと俯瞰してみてしまった。まあ接近戦に持ち込んでアル中女いいとこまで行ってたからそんなことないのか。
気だるげキャラの特徴が、酒飲むorタバコorガムの3パターンで漫画的。気だるげキャラ好きすぎるやろ。アジアってこれがいっちゃんかっこいいっていう価値観なんだっけ?ビームとラーマの方がかっこよくない?(RRR鑑賞後)
アル中隊長は酒飲みすぎて、もはや一言喋るごとにごきゅんってお酒飲むから、タバコ覚えたてのヤンキーに見えてきてしまって共感性羞恥だった。外人部下が1対2やってるとこ酒飲みながら見てるのがかっこい〜…わけないのよ。2人いるんだからそれぞれでやった方がいいだろ絶対。コンビ相撲の大鶴肥満ですら、1人で2人は倒せてなかったぞ。お酒が哺乳瓶に見えた。

少女が車吹っ飛ばしてマフィアをハエみたいに扱ってるとこ面白くて笑っちゃった。てかみんなで殺しに来てるけど、この子に関してはマジで無垢だし、お姉ちゃんについては頭痛薬探しの旅してるだけだからしょうがないな〜と思った。そりゃ頭痛に悩まされる人生嫌だもんね。

頭撃ち抜かれなければOK!っていう、身を捨てて攻撃受けまくり再生可能アクションはまあ面白いんだけど、だったら鬼滅みたいに「再生可能VS常人」の図の方が深みがあるし、なんならこの手のやつで1番好みだったのは、「死んだが勝ち」の亜人だよね。これは「死ななければ勝ち」で真逆だから、「この辺は亜人の方が好きだな〜」と思いながら見てた。まあないものねだりですわ。

とはいえ、コメディパート多くて楽しいし、前作よりキャラ愛も育まれるし、念力アクションレベル上がってるし、登場人物でヘアカタログできるしでかなり満足度は高いかな。3もあるみたいなので、また公開されたら見ます。







劇場でスマホのライトつけて劇場外でパンイチになってたあたおか客で、感想が全てダークサイドに塗り替えられちゃった、はある。
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