磨

マリー・クワント スウィンギング・ロンドンの伝説の磨のレビュー・感想・評価

3.4
1960年代初頭、ミニスカートを武器にファッションに革命を起こした伝説のデザイナー、マリー・クワントに迫ったドキュメンタリー。

正直、映画そのものは退屈だったけど(作り方のせいだと思う)、その内容は濃かった。
日本にミニスカートブームを巻き起こしたのがツイッギーなのは知っていたけど、彼女を中心とする“スウィンギング・ロンドン”の仕掛人(?)の物語は初耳だったし、本当に貴重。
夫とその友人、二人の男性と共に、服飾から化粧品に家具まで、次々とアイデアを実現化、ファッションビジネスの新機軸を打ち出し世界戦略に成功した彼女のアーカイブは、ビジネスの成功者としてのドキュメントでもあり、現代の大量生産、大量廃棄のファストファッションに警鐘を鳴らす作品でもあった。



ちなみにですが、『君の名は。』が、僕に映画の趣味を与えてくれたのと同様に、ミニスカートという文化は、僕に目の保養と人生の活力を与えてくれてます。僕にとっても、マリー・クワントさんには感謝してもしきれないくらい(笑)

もはや周知の事実なので、レンタルショップ時代も「ほら磨さん、あの子綺麗な脚ですよ」とバイトの女子高生に仕事中に弄られる始末‥

まぁ、そういうの満更でもない…(笑)
磨