しゃび

そばかすのしゃびのレビュー・感想・評価

そばかす(2022年製作の映画)
3.0
分かり合ってるようで、
分かり合っていない。
人ってそんなもんだと思う。

だから、ほんの少しでも分かり合える点を探して、束の間の共感を味わうのだ。

言葉にらならいから楽器を奏で、
言葉にならないから物語に乗せ、
言葉にならないから言葉にできる人に憧れる。

ぼくは100分間という束の間、『そばかす』にとても共感した。

ただ、主人公の蘇畑が、言葉にするのが苦手という割に、やけに雄弁に語ってるところが気になった。

三浦透子の表情や動きで十分に伝わっているので、言葉の上塗りは過剰に映る。
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