えるる

ウーマン・キング 無敵の女戦士たちのえるるのネタバレレビュー・内容・結末

2.5

このレビューはネタバレを含みます

1800年代、アフリカの女だけの戦士部隊、女王、奴隷貿易などの史実を入れた話

他国からの侵略から国を守る為に供物や奴隷を提供して国交をしている女戦士が活躍する国。主人公のナウイは結婚を断り兵舎に捨てられ、訓練を経て新兵No.1になる。ポルトガル奴隷商とやってきた黒人と白人のハーフの青年とちょっとだけの恋の雰囲気。実は軍の総大将のナニスカが敵国に奴隷として囚われた時に強姦されてできた子供だった。
戦闘時に囚われたナウイは逃走を計るも姉の様に慕っていたイゾキは殺され、また囚われる。実母ナニスカはナウイを助ける為に王の命令を背き夜襲を仕掛けて無事救出、仇を殺しす。凱旋すると王は命令に背いた事は不問とし敵国を潰したナニスカを女王とする。勝利の宴で母と子が抱き合う。

よくあるストーリーだが王道の詰め込みすぎで全てが中途半端になってしまっている。夢中になれない映画にありがち。中国や韓国の宮廷ドラマなら15話は引っ張る位のところ。宮廷内の女同士のイゾコザもわたパチでも食べた位の小さ過ぎる火花。ナウイが反抗的なだけでそこまでキツく見えない訓練。ナウイが別に特別強さを見せる訳でもない、機転を効かせるわけでもない、弱虫でもない、普通の子。ナニスカは最強戦士だが名シーンが少ない。戦闘のテンポが悪い。隙が多いというか映画だと戦闘で疲れて動けない感じを息遣いなど目線で表現したりするが、それがない。なんか突っ立てるけど。みたいな感じがある。沸き立つ咆哮みたいな物も少なくイマイチに感じてしまった。
だがこの手の映画で王が聡明なのは珍しい
えるる

えるる