肉浪費Xアカウント復旧無理ぽ

ウェディング・シーズンの肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

ウェディング・シーズン(2022年製作の映画)
3.5
米中インディアンの男女がお互いに両親からの「結婚しろ」圧と結婚シーズンの招待の連続と同民族の誘いウザさから偽カップルを結成してウェディングブレイカーが如く踊り散らして結婚式をぶっこわーす!(映画ではない
銀行務めのちのスーパーキャリアウーメンの主人公とMIT(大学)出身の共犯偽彼氏のワールドワイド高学歴カップルで留まらない"人種坩堝アメリカ"

"アメリカ中インディアン(インド)生活"ということで「ハリウッド映画」にあたるのですが、よっぽど穿った設定や演出がない限りあまり観ない「ラブコメ」もどんなものかと興味を持ちました。思った以上に悪くなかったですよw
さすが「インド・スピリット!(ボリウッド精神)」なポストクレジットに+0.1ですよ!!w(主演のカップル、ダンスのキレが違うわぁ)

"アメリカ中異国ルーツ人"というテーマは、近年『クレイジー・リッチ』や『ミナリ』のアジア系から端を発し、フランス映画も絡めぼちぼちと観てはいますが、我らがMCUドラマでも『ミズ・マーベル』で"パキスタン系"(ヒンドゥー教としてインド文化に近い)米生活が記憶に新しいことと思います。
こちらもミズ〜と似ていて、"異宗教(国教)と文化コミュニティ"っていう異文化がどうしても切り離せないように描かれているのですが、生粋米人でもアラサーになればウェディングシーズンに呼ばれまくるという"面倒事"と"インド式結婚事情"のWパンチのドタバタを描いています。

主演女優のパラヴィ・シャルダさんは実写『トムとジェリー』にも出演しているお美しい方なんですが、ラプコメを演じるには年増…キャピ感のない"大人女性"と"自立"意識させる「女性像」を描いているのは、Netflix'sボリウッドにも共通しているテーマで国籍は違っても"シンパシー"を感じる喜びはありました。
ただ、母役や妹役の方が今までインド映画で見てきた「インド人」と少し違うような違和感があって、ハーフなのかちゃんとしたインド人を起用しているのか怪しい所はあるんですよねw

それに、妹もインドとは異国系、イスラム系白人の男性と作中で結婚式を上げるので、それも込みで姉である主人公が「結婚」をプッシュアッパーされるというあるある話の流れなのですが、単純に"妹の異文化婚"にスポットあてた方が"葛藤"や"混乱"も込みで面白いが見れたんじゃないかっていう(笑)
だから、もっと妹側の結婚事情に分量を割くか、姉妹W主演&結婚まで同時進行みたいな作風でやれば相当興味深いものが出来上がったはずという物足りなさは感じました…

でも、この映画を興味深いものにしたのは、「人種坩堝」を挙げたように主人公が務める少額出資会社の上司のビジュアルがそれっぽいなと思いつつも後々にルーツが語られる"南アフリカ系"であったり、偽婚約者ラヴィの友人に日系人がいたりと、ハリウッド映画規定の"全人種採用"を超えた"アメリカの今"をひしひしと感じさせる「人種の多色多彩」がある気がするのですよ。
妹夫も会社上司もルーツの文化を背負って"自分なりに生きていく"。そういう『FLEE』でも思わせたものを少し掴み取りました。

ま、インド人踊らさせときゃいいっしょwの偏見や安易さで場を繋ごうとしてる気がないわけではないですが、、、
それでいいじゃない、インド人だもの(バカにしてない)
なマインドがやっぱ好きなんですよw