肉浪費Xアカウント復旧無理ぽ

オーメン:ザ・ファーストの肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)
3.5
ペロリストは悪魔のハジメ
奇跡出産シーンこそを"卑猥物"とした日本映画界に呪いよ!!オ〜メ〜ン
ミスリード連発の「悪魔(のコ)受胎」を組織的に施した手堅き前日譚ゴシックホラー・鬼ババア館のシスター

クラシックホラー、元映画のリスペクト&オマージュ、当時の某「少年」計画映画を思わせ、果てにはSFでもなんでもないが"エヴァみ"すらほのかに感じてしまう背景深堀り衝撃作
そう、その名は「スキアーノ計画」

シリーズ作などはいつも予習・復習として前作を前日などに見ておくんですが、今回はこの映画鑑賞後に記憶の彼方の起源映画『オーメン』を60年ぶりに観たんですよ!
オリジンはこいつを隠し養子として引き取ってから身辺に不審死が起きすぎるからこいつのせいに違いない!と虐待息子暗殺を企む話でしたが(多分に違う)、その前日譚でこちらも『鬼太郎誕生』同じく、全くタッチの違う映画でしたね。

「悪魔の子」ダミアン誕生まで、その秘密を追う"女性主人公"となったわけですから、"ダミアンの実母"であり、「母胎」案件の話になるわけです。
新任シスターがシン・修道女になる為に派遣された女児たちの養護教会で「計画」に呑み込まれていくといった話。
てか、あらすじモロネタバレしてますねw
もうそれ言われちゃすべて隠す必要もアホらしいレベルのネタバレぶち込んでますが…(笑)
まあ、ストーリーラインも"シン・真相"も中盤いかずに、あらすじも読んだなら尚更察しがいい人なら読めるだろうし、"でしょうねオチ"ではあるんです。

ただこの映画はそこに行き着くまでの"経緯"がきちんと描かれていて"品"にまで作用する"丁寧さ"が「ゴシックホラー」の域まで高められているので、意外にも好感度高い鑑賞感だったんですよ。
ファッション・調度の品の良い一貫具合が見ていて心地よいものを感じさせたんです。

何より原初作『オーメン』と全く違うタッチ感じさせるのは、ほぼ"老若女オンリー"の修道院が舞台で「女の園」感があるんです。
同室&同期の遊び慣れてそうな新人仲間に、老婆シスター、そして養育の幼女たちと幅広い年齢層の女たちの戯れを描き、料理支度の談笑風景ではシスターたちが煙草プカプカふかしながら野菜を剥き、多くの幼女たちとの触れ合いには顔が綻ぶようなフランクさが溢れています。
そこが「ホラー」ジャンルとしての"落差と対比"を秘めていて、ちょっと裏を覗いたらおぞましい"形態"だったなんて・・・!と、元・一作目だけではほんの少し垣間見えてるととることも可能だけど、全然想像のつかないレベルの"規模"の真相が隠れています(笑)

"宗教色"の強い女の園修道院&"いわく付き新人"という少し似た設定では、Netflix『ブラックサン』もまた被っていて新鮮味は低減するものの、閉鎖的な厳かになり過ぎず、エンタメ色が強い「ブラムハウス」ホラーみたいな"現代色"にも振り切らず、ほどよいギャップと"重厚感"のバランスがとれた丁寧な作品でした。

でも、この壮大な"フィルターとメッセージ性"を発してしまうと、宗教批判にも繋がるし、ハリウッド流からするとコロナやトランプ政権にまで色々な出来事に結びつけて妄想が拡がってしまう「陰謀論」になってしまいますね…
世は、操ろうとする者の『恐怖』のマッチポンプで成り立っている。
そういった意味では、6月6日6時で社会的疑惑と不安を呼び起こした源流ほどではないにしても、"現実に当てはめられる提起"を提供できた時点で『オーメン』シリーズ"らしさ"を創造できたと言えるのかも・・・?

元映画からの「山犬」を尊重しての、ラスト展開となったのですが、ここは悪魔に類する存在として、聖書等の"伝説の隠喩"ととるべきで、ビジュアルも現代映画らしい加工が成されていましたが、表面だけで見ればただの"◯姦"という禁忌を、組織立ってやってる行為に"シュール"さが生じるというか…
きっとそうやって端から見れる事(客観視)こそがまだ"正常の証"なのでしょう。そういう事にしときましょ?😉

でも受胎シーンの顔ベールの口元ペコペコ演出、2回目は顔ストッキングみたいなシュールさを一瞬感じるけども、大淫らよねぇ?あそこに"フェチズム"を感じてこそ立派な映画通だわ!(?)👍