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『二人の世界』に投稿された感想・評価

MOCO
2.5
「人間にはやるべきことがある。一生に一度必ずやらなくちゃならないことがある」(北条)


 豪華客船で日本に帰国した男(石原裕次郎)は船のデッキで雑誌記者川瀬(二谷英明)に話し掛けられ「どこかで見たことのある顔だ」と言われます。男は「人違いでしょう、私はフィリッピン人のヴァルガ、日本語が上手いのは東京で育ったから」と返します。

 川瀨は、15 年前少女殺人事件の容疑で国外逃亡した北条修一だと直感し、船室係からヴァルガの行き先は横浜という情報を聞き出します。

 15年前、まだ18歳だった北条は殺人容疑で逮捕直前に警察を振り切って行方不明になったのです。当時まだ駆け出しの新聞記者だった川瀨は北条を擁護する記事を書いていたのですが、後から北条の犯行を目撃証言する人物が2人も出てきた苦い思い出があったのです。

 男はラウンジのバーで知り合った戸川玲子(浅丘ルリ子)に人違いでジャーナリストにつきまとわれているので昔からの友達のように装ってくれるよう頼みます。

 翌日、デッキで男を探す玲子は、川瀨に話しかけられ、約束通り子供の頃からの友人だと話します。

 短時間の会話で北条に好意を持った玲子だったのですが、翌朝北条は「さよなら、お元気で」というメッセージを残し上陸用の小型船で長崎の港へ姿を消します。北条は当初から長崎での下船を予定していたのです。
 置き去りにされた玲子と川瀨も頼み込んで急遽長崎で下船します。

 北条は昔あったキャバレーを探すのですが見つけることができなかったのですが、偶然会話した子供が当時バンドメンバーだった三宅の子供だったことから、三宅から目撃者を名乗り出た韓国人の朴の居場所を聞き出します。

 川瀨は玲子に事件のあらましを話し、北条は真犯人に殺される可能性があると話します。
 玲子と川瀨は長崎で其々北条の行方を探します。

 朴を探し出した修一は、タクシーで朴を連れ出し監禁すると事件の黒幕関根の元を訪れ、偽証させた朴を確保していることを盾に関根を追い詰めようとするのですが、関根に「お前が使ったタクシーは高梨組の息のかかったタクシーだ」と高笑いされ慌てて監禁場所に戻るのですが、そこに朴の姿はなく北条は若い時に関根から味わった敗北感を再び味わいます。

 関根は孤児だった北条の恩人であり国外逃亡の手配をしてくれた男なのですが、北条は逃亡途中に関根に騙され罪を被せられたことに気が付いたのですが後の祭りだったのです。
 北条はシンガポールでの辛い生活の中で、国籍を買い日本人であることを捨てたのですが時効成立を前にして関根を起訴して『北条修一』の生活を取り戻したくなり危険を冒して帰国したのです。

 切り札を失った北条はもう一人の証言者古田の情報を探す中、見知らぬ男たちに埒されてしまいます。男たちは巴組を名乗り「貴方に会いたがっている人がいる」と言われます。
 北条は玲子に引き合わされ驚くのですが、そこに朴が他殺された情報が届き夜のニュースでは、警察はタクシーに連れ込んだ男を探していると・・・。

 15年前、18才の北条は好きだった16 才の少女チコが麻薬とは知らされず運び屋をさせられていることを知り、そんな生活からチコを救うために2人で博多へ逃げる計画を立てたのですがチコは待ち合わせた場所で死んでいたのです。

 玲子は巴組とは兄弟関係にある東京の戸川興業の跡とり娘なのですが、父親が亡くなり家業を継ぐことを嫌い家を飛び出していたのです。
 北条は2日にせまった時効ぎれまでになんとか関根を追い詰めようと、引き留める玲子を振り切るかのように、もう1人の証言者古田を探し求めて去って行きます。
 
 北条は情報を便りに北九州を巡り、古田の前の女が戸畑のトルコで働いていることを突き止めるのですが女を見つけることができず行き詰まりになったところへ一足先にはっきりした情報を手に入れた川瀨が現れます。
 玲子は川瀨に協力をお願いしていたのです。北条は古田が長崎の教会にいることを突き止めたのですが最速で教会に着くには翌朝の飛行機を利用するしかないのですが、それでは時効前に関根の逮捕は不可能なのです。
 北条は玲子に三宅を説得してもらい、三宅に古田を説得してもらい警察に身柄を拘束してもらうことにします。
 玲子は三宅の説得に成功するのですが、北条が早朝空港に現れることを高梨組が知り、空港で張り込む展開になってしまいます。
 玲子は関根に古田居場所を教えるから空港での北条の待ち伏せをやめるように持ちかけます。
 玲子は関根に騙され古田のいる教会を聞き出し、空港の高梨組を解散させるように見せかけ空港で待ち伏せをさせた高梨組はそのまま空港に残らせます。
 高梨組を振り切って教会にたどり着いた北条は、古田を失っている予想外の成り行きに愕然としながら時効は成立してしまいます。

 後日・・・
 北条は勝ち誇った関根に忍より、高梨組の子分どもを蹴散らし銃を奪うと発砲する関根を射殺し逮捕されます。

 警察はフィリピンがヴァルガの国籍を認めていることを理由に、解っていながら「ヴァルガが北条である証拠がない、ヴァルガの関根への発砲は正当防衛で不起訴」と北条を釈放します。
 まもなく北条が釈放されることを知った玲子は何も告げずに長崎を離れようとします。
 警察署の前で釈放される北条を待った川瀨からその事を聞いた北条は・・・。


 日活映画と言えば『ヤクザ×正義の主人公』『やたら発砲シーン』『腰に銃をぶら下げた無国籍(日本ではない?)映画』が私のイメージ(もちろんそうでない映画もあります)。この映画もどちらかと言えば『カスッテいる』のですが小林旭の漫画のような映画に比べればまともです。

 裕次郎の歌『二人の世界』から派生した映画なのですが『二人の世界』の歌は1980年代前半にナショナルのぽかぽかカーペットのCMでキャラクター『タヌキネコ』がホットカーペットの暖房面積を半分に切り替えて恋人のタヌキネコを近くに呼び寄せるCMで「もぉとお寄りよ離れずに、離れずに」と使われていたのがすごく印象に残っているのですが、それは裕次郎の歌唱とはかけ離れた声でした。因みに裕次郎の歌は「離れずに」はリフレインされません。

 裕次郎の映画の中では昔から観たかった映画です。何の感動もなかったけれど観ることができて良かった。野呂圭介氏 浜村純氏 大滝秀治氏が意外なところで出演されていました。
 それにしても、裕次郎のそのサングラスと葉巻は似合わない。
1.0
石原裕次郎は別に好きじゃないが、あのサングラス姿はかっこいい。
いつもの日活アクション映画でストーリーは陳腐。ヤクザに麻薬に殴り合い。

酒場シーンで園まりの「逢いたくて逢いたくて」が聴こえてくる。好きなんだよなぁこの歌。小学生の頃に知ったが、ほんとマセたガキだった笑
無実の罪を着せられて、国籍、名前を変えて東南アジアに潜伏し、満を持して日本に戻り真犯人を見つけ出す。

船上で知り合った美女に惚れられる。

真犯人を見つけるために、たくさんの人を巻き添いにしてしまうのは。格好良くないな。迷惑やな。

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上映時間:

97分

配給:

  • 東映
3.2

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