「恋はデジャヴ」「パッピーデスデイ」……数あるタイムーループものを踏まえた上でのタイムループもの。ループものはだいたい全部そうなんだけど、賽の河原やタルタロスなどの「永遠に続く刑罰」につながる普遍的、神話的な構造になっている。永劫回帰、輪廻からの解脱、なんて観念にも触れてくるのかな。この映画の舞台は現代のオフィスだけど、結局いつの時代も繰り返しってのはつまらん事なんだな。
ストーリー展開に関しては良くも悪くも教科書通りであり、ありがちだとも捉えられかねないが、それでもかなり面白かった…。つーか急にガッツリ涙腺掴んでくるのやめてほしい(泣)。複数人で見たから何とか堪えたけど、多分一人で見てたらヤバかったぜ。
本当なら同じ日なんて一日も無いはずなんだけども、そうは言っても日常にどこかマンネリを感じている人にオススメだな。日常の中に幸せを見つけるか、それかなんかやりたい事始めようぜ。